2022年のモバイルマルウェアレビューが公開されました。
2022年も引き続き、サイバー犯罪者の主な目的は違法な手段で収益を得ることにあり、オンライン広告市場はそのための最も簡単で効率的な方法であり続けています。そのためAndroidデバイス上ではこれまで同様、不要な広告や迷惑な広告を表示する悪意のあるアプリや望ましくないアプリが多く検出されています。また、詐欺師の活動も活発で、それに伴いあらゆる種類の詐欺アプリが拡散されました。
スパイウェア機能を備えたアプリの活動にも顕著な増加がみられました。WhatsAppメッセンジャーのユーザーを標的とする攻撃が多くを占め、その結果、WhatsAppユーザーをスパイするマルウェアが最も多く拡散されたAndroid脅威となりました。
一方で、バンキング型トロイの木馬の活動は2021年と比べて減少しています。しかしながらウイルス作成者にとっては依然として利益をもたらすものであり、2022年を通して新たなバンキング型トロイの木馬のファミリーが登場し、既存のファミリーにも新たな亜種が出現しました。
Google Playでは、マルウェアや望ましくないアプリケーションが拡散され続けています。2022年には数百に及ぶさまざまな脅威が発見され、何百万ものユーザーにダウンロードされました。
Androidデバイスのユーザーだけではなく、iOSデバイスのユーザーも攻撃の対象となっています。どちらのユーザーも仮想通貨を盗むよう設計されたトロイの木馬の標的となりました。
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