2021年のモバイルマルウェアレビューが公開されました。違法に収益を得ることが主な目的になっていますので、企業の皆様は特にですが注意が必要ですよね。
2021年も引き続き、サイバー犯罪者の主な目的の一つは違法に収益を得ることでした。その結果、アドウェア型トロイの木馬や、別のソフトウェアをダウンロード・インストールするマルウェア、任意のコードをダウンロードして実行するトロイの木馬が最も多く検出されたAndroid脅威となりました。バンキング型トロイの木馬の活動も増加し、深刻な脅威となりました。また、さまざまなアドウェアアプリケーションがユーザーを脅かしました。これまでに知られている脅威に加え、同じく違法に収益を得ることを目的とした新たなマルウェアのファミリーやトロイの木馬の亜種も登場しています。
Google Playでは2021年を通して多数の脅威が発見されています。それらの中にはユーザーを有料サービスに登録するトロイの木馬やさまざまな詐欺スキームに使用される偽アプリ、機密情報を盗むスティーラー型トロイの木馬、アドウェアアプリが含まれていました。
それと同時に、新たに別のプラットフォームを利用して攻撃範囲を広める手法も登場しています。HuaweiのAppGalleryで初のトロイの木馬が発見され、APKPureアプリのバージョンの一つが危険なダウンローダ型トロイの木馬に感染していました。また、さまざまなパッカーや難読化ツール、インストールせずにアプリを起動することを可能にするツールなど、より効率的にAndroidデバイスを感染させるための特殊なツールも引き続き使用されています。
2020年同様、新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックの話題に乗じた攻撃も見られました。コロナウイルスやワクチン接種に関連した便利で無害なソフトウェアを装ったあらゆる種類のトロイの木馬が拡散されています。
(レポートの続きは以下をご覧ください)
https://news.drweb.co.jp/show/review/?i=14395&fbclid=IwAR1MmMe3xMNG9sCAmZjuI-Q0l3Cv8XYF4RTFCGG_hJl3FrCCNsllENYXLhA