【業界ニュース】不正アクセス被害 2 度 3 度の “リピーター” 企業も ~ 東京商工リサーチ アンケート結果

Doctor Web Pacific 江川です。

ScanNetSecurityで表記の情報が公開されましたので、ご紹介します。

株式会社東京商工リサーチは8月23日、「不正アクセスと情報セキュリティ対策に対するアンケート」調査の結果を公表しています。

不正アクセスに関してですが、警視庁のホームページでは「不正アクセス禁止法」について掲載されていたり、総務省のホームページでは「国民のためのサイバーセキュリティサイト」が掲載されており、様々な注意喚起を行っております。

このアンケート結果で注目したいのは、以下の3点になります。

1.一度不正アクセスを受けた企業様が二度、三度と同様に不正アクセスを受けている。
2.不正アクセス対策として、大企業と中小企業で大きな差が出ているアンケート結果がある。
3.不正アクセスに対する課題アンケート結果1位は「情報セキュリティに対する従業員の意識付け」

まず、不正アクセスを複数回受けている企業は、2回までと比較して、3回以上が多く、一度不正アクセスを受けると何度でも不正アクセスを行われている傾向が見受けられます。
 ・不正アクセス一度でも受けた企業は全体の1割ほど
 ・一度でも不正アクセスを受けた企業が、二度、三度と不正アクセスを受けた企業は約6割に

つぎに、不正アクセスへの対策についての注目ポイントは「研修の実施」になります。
大企業は、62.1%実施しているのに対して、中小企業は22.0%と大きな差があります。
ニュース本文では、この差は、研修に割く資金や人的リソースや時間的余裕が大企業側にあるとの見解を示しています。

最後に、不正アクセス対策についての課題への回答が以下順位で上がっています。
 1位 従業員の意識改革・リテラシー向上
 2位 専門知識のある人材の確保
 3位 対策費用の捻出
1位の「従業員の意識改革・リテラシー向上」に関しては、大企業と中小企業の考え方に大きな差があることもアンケート結果で解ります。

アンケート結果かから不正アクセス禁止法という法律がある中で、一度不正アクセスを受けた会社は2回3回と不正アクセスの攻撃を受けています。
セキュリティ対策の見直し、強化を図っても不正アクセスが止めれていないケースもあることが想像でき、その課題は情報セキュリティリテラシーの向上だということが見えてきました。
貴社内でも一度「従業員の意識改革・リテラシー向上」を検討していただく必要があるかもしれません。
詳しくはニュース本文をご確認ください。

(ニュース本文は以下をご覧ください)
https://scan.netsecurity.ne.jp/article/2024/09/05/51584.html

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