不正アクセスの脅威と防止策:警察情報サイトの事例から学ぶ

こんにちは、穂苅智哉と申します。

インターネットの普及に伴い、私たちの生活は便利になりましたが、それと同時にサイバーセキュリティの重要性も増しています。不正アクセスは、個人情報の漏洩や企業の業務停止など、甚大な被害をもたらすことがあります。最近では、警察が発信している情報サイトが不正アクセスの被害に遭い、その深刻さが改めて浮き彫りになりました。今回は、この事例をもとに、不正アクセスの防止策について考えていきます。

目次

警察が発信している情報サイトが不正アクセスの被害に

京都府警察が運営する情報サイトである「京都中小企業情報セキュリティ支援ネットワーク Ksisnet(ケーシスネット)」が、不正アクセスの被害に遭いました。このサイトは、京都府内の経済団体や大学、行政機関など26団体が参画して2015年に設立された、サイバー攻撃や情報漏洩対策に関する情報を発信しているサイトです。

この事件では、サイトの一部が改ざんされ中国語のページが表示されてしまったことと、利用者の個人情報が漏洩する可能性が指摘されています。このような公的機関のサイトが被害に遭うことで、一般市民の信頼が揺らぐだけでなく、犯罪者にとってはさらに多くのターゲットが存在することを示しています。

(参考:京都府警のサイバーセキュリティー情報サイトに不正アクセス、ページ改ざんされる – 京都新聞

不正アクセスの手口は年々巧妙化しており、標的となるサイトのセキュリティ対策が不十分であれば、容易に攻撃される可能性があります。公的機関のサイトは多くの人々が利用するため、攻撃者にとっては格好の標的となりますし、一般企業においても公にビジネスをしている以上攻撃される可能性は十分にあります。

どのように不正アクセスを防ぐべきなのか

今回のような不正アクセスを防ぐためには、いくつかの具体的な対策が必要です。

1.強固なパスワード管理

パスワードは、アカウントの第一の防衛線です。簡単なパスワードや使い回しは避け、定期的に変更することが推奨されます。また、二要素認証(2FA)の導入も有効です。これにより、不正なログインを防ぐことができます。

2.定期的なソフトウェア更新

ソフトウェアやシステムの脆弱性を狙った攻撃は後を絶ちません。これを防ぐためには、使用しているすべてのソフトウェアを常に最新の状態に保つことが重要です。特に、CMSやプラグインのアップデートは欠かさず行うべきです。

3.ファイアウォールや侵入検知システム(IDS)などセキュリティツールの導入

ファイアウォールは、外部からの不正アクセスを防ぐ基本的なツールです。また、IDSを導入することで、異常なアクセスや攻撃の兆候を早期に検知し、迅速な対応が可能となります。

4. 定期的なセキュリティ監査と、ペネトレーションテスト

セキュリティ監査は、システム全体のセキュリティ状況を評価し、改善点を洗い出すために必要です。また、ペネトレーションテストを実施することで、実際に攻撃が行われた場合の対応策を検討し、対策を強化することができます。

5.従業員のセキュリティ教育

不正アクセスの多くは、人為的なミスやフィッシング攻撃によって引き起こされます。従業員に対する定期的なセキュリティ教育を行い、サイバー攻撃に対する意識を高めることが重要です。特に、怪しいメールやリンクを開かないようにするなどの基本的な対策を徹底させる必要があります。

被害を出さない、最小限にするための対策の1つがDr. Web

不正アクセスは、企業や組織にとって重大な脅威です。今回の警察情報サイトへの不正アクセスの事例は、その深刻さを改めて示しています。しかし、適切なセキュリティ対策を講じることで、そのリスクを大幅に低減することが可能です。

しかし、現状多くの企業では、セキュリティ対策と言ってもいったい何をどうしたら良いのか困ってしまっている印象です。その場合は、Dr. Webのセキュリティソリューションを利用するのが対策の1つになります。

Dr. Webでは、サイバーセキュリティに関するソリューション、サービスをお客様のコンピュータ資産を守るということを優先して提供しています。

ランサムウェアやエンドポイントセキュリティの対策、また、アンチウイルスソフトでの対策を考えている企業、団体の皆様で、まずはお話を聞いてみたい、詳しく知りたい、という場合は、以下を御覧ください。

https://www.drweb.co.jp

テレワーク向けクラウド型アンチウイルスサービスを無償提供もしています。

https://drweb-antivirus.jp/avd_free_3month

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次