Doctor Web Pacific 江川です。
ScanNetSecurityで表記の情報が公開されましたので、ご紹介します。
フィッシング対策協議会から2025年1月30日に【送信ドメイン認証技術「DMARC」の導入状況と必要性について】の協議会ワーキンググループ報告書が公開されました。
「DMARC」については、以前の【業界ニュース】迷惑メール対策推進協議会「送信ドメイン認証技術 DMARC導入ガイドライン」公表でご紹介しておりますので、こちらをご確認ください。
今回公開された情報では、「日米」のDMARCの導入やポリシーレベルに差があることが解ります。
導入率は、日系企業83%に対して、米企業が96%と13ポイントも差がある状態でした。
ポリシーレベルでは、日本企業「監視のみ( none : 63 %」「隔離( quarantine ): 13 %」「拒否( reject ): 7 %」に対し、米企業「監視のみ: 32 %」「隔離: 18 %」「拒否: 46 %」と拒否( reject )の比率が高い結果が公表されています。
この結果は日本より、アメリカの方がDMARC運用が厳格さが現れていることを示しています。
私見ですが、日本でのDMARC導入率は着実に上昇していると思われます。
導入後の設定変更等がまだまだ更新されていない状況が露見されたのでは無いかと思われるデータが公開されたと思います。
日本人の悪い癖というか、導入までは頑張れるのですが、導入後はおざなりになってしまう部分が出てきてしまうのでは無いでしょうか。
最新の情報を常に取得し、世の中の状況に合わせた設定変更が必要になってくると思います。
今後のDMARCの導入率と併せt、メールトラフィック検査を行うDr.Web Mail Security Suiteでフィッシング詐欺に対して防御力を上げて頂ければと思います。
メールトラフィック検査を行うDr.Web Mail Security Suiteについてはこちらをご確認ください。
(ニュース本文は以下をご覧ください)
https://scan.netsecurity.ne.jp/article/2025/02/12/52307.html