Doctor Web Pacific 江川です。
東洋経済ONLINEで表記の情報が公開されましたので、ご紹介します。
偽ショッピングサイトの被害が増えている昨今、悪質な誘導手口に関したニュースになります。
セーファーインターネット協会の『悪質ECサイトホットライン』に寄せられた通報が2024年上期だけでも1万7000件を超えていると日本サイバー犯罪対策センター(JC3)より発表尾されています。
<偽ショッピングサイトとは>
偽ショッピングサイトとは、正規のショッピングサイトを模倣し、利用者から購入代金を騙し取ったり、粗悪品を販売したりするショッピングサイトを指します。これら偽ショッピングサイトで商品を購入してしまった場合、商品が届かないことが多く、届いたとしても、偽物、全く別の物、空箱の場合もあります。
<偽ショッピングサイトが表示される仕組み>
検索エンジンで商品名などのキーワードを入力して検索した際、この検索結果の上位に偽ショッピングサイトへ誘導するサイトが表示される場合があります。これは、偽ショッピングサイトの制作者がSEOポイズニングと呼ばれる攻撃手法を用いて検索結果でのサイトの表示順位を引き上げているためです。
その他にも「広告」から誘導さえる場合もあります。検索エンジンの検索結果や、SNS上に表示されている広告から偽ショッピングサイトへ誘導される場合があります。
<なぜ偽ショッピングサイトを信用してしまうのか>
以前までであれば、「変な日本語」「通常使われないドメイン名」など「見分け」がつく部分がありました。
AIなどで飛躍的に翻訳が進化し「変な日本語」が激減しております。
また、ドメイン名も非常に似ているドメイン名を偽ショッピングサイトが用意しております。例えば「m」の文字を「n」に1文字変更した物や、「o」(オー)を「0」(ゼロ)などがあります。
その他にも会社情報が正しく表記されているかなどの判断方法がありましたが、偽ショッピングサイトでも実際の会社の情報などが表記されており判断が出来ない状況になってきています。
このニュースで一番興味深い情報として記載されているのは偽ショッピングサイトと見分けるために「SAGICHECK」という無料サービスの活用を推奨されています。
「SAGICHECK」は、Webサイトの信憑性についてインターネット利用者が確認できるWebサービスになり、JC3が収集した偽ショッピングサイト情報を活用しています。
インターネットショッピングを行う際は「SAGICHECK」で問題が無いショッピングサイトか確認の上、購入に進まれることをおすすめします。
詳しくはニュース本文をご確認ください。
(ニュース本文は以下をご覧ください)
https://toyokeizai.net/articles/-/834379